国際親善トピックス

戸畑祇園大山笠見学会を開催しました

2018年1月

事務局 事務課長 高井辰彦

露店にて

平成29年7月22日に、水環境行政コースの研修員を対象に、北九州市立大学FIVA(*1)メンバーの企画による「戸畑祇園大山笠見学会」を実施しました。

当日はJICA九州の和室をお借りし、事前に学生が浴衣に着替えたうえで、セミナールームで研修員と合流しました。

最初に互いの自己紹介と班分けを行いましたが、浴衣姿の学生を見た研修員は、早く自らも浴衣を体験したいようで、着付け開始が待ち遠しい様子でした。

着付けの先生にご協力いただき浴衣に着替えた後は、研修員は自らの姿が誇らしいようで、慣れない服装での歩きづらさを気にすることもなく、晴れ晴れしい表情で戸畑へ向け出発しました。


競演会の様子
戸畑では、ユネスコ無形文化遺産に登録されてから初めての開催であったこともあり、当日は猛暑にも関わらず大変な賑わいでした。研修員と学生で数班に分かれ、各班思い思いに飛幡八幡宮の参道に並んだ露店に立ち寄りながら、ある班では学生と友達のように、他の班ではまるで親子のように、日本の祭りの雰囲気を楽しんでいました。

日が暮れかける頃には幟山笠から提灯山笠への組み替えが行われ、いよいよメインイベントの競演会が始まり、研修員の皆さんは光のピラミッドが豪快に練り歩く様を存分に味わうことができたと思います。

猛暑と人混みに溢れた会場で行き来し、また往復のJRでも混雑に見舞われましたが、研修員の皆さんは、最後まで疲れた顔も見せずに、口々に「素晴らしかった。とても楽しかった。」と述べておりました。

短時間のプログラムではありましたが、思い出深い一日になったと思います。

学生の皆さんには、研修員へ親身にケアいただいたばかりでなく、当日会場の下見をするほど念入りに準備をいただき、この場をお借りして感謝申し上げます。

*1 FIVA
北九州市立大学 地域共生教育センター 国際交流プロジェクト
「歩いて、遊んで、学んで。北九州で国際交流」をスローガンに、北九州を訪れる外国人の方々との交流を通して、日本文化や北九州の歴史を知ることで、北九州に親しみを持ってもらえるようなイベントの企画・運営を行っています。