2024年 海外研修員の日本での思い出
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2025年02月
KITA研修部 上野和志

東京 お台場にて

お城巡り
2024年度はJICA九州殿にて実施された数多くの研修の内、計23コースの研修をKITAが受託しました。研修の講義、見学、実習などは主に九州地区を中心に実施されましたが、東京、京都、大阪、広島などに赴いて講義や見学を実施するコースもありました。
研修員は、それぞれのコースにおいて専門性の高い講義を受講して、日本の経験や知見を学び、自国の今後の発展に役立てることが主目的であります。しかしながら、せっかくの日本訪問の機会に、研修員には日本の文化、歴史、自然にも触れてもらうことが日本をより深く知ってもらうために有効であると考えています。そのような理由から、関東方面、関西方面や南九州方面へ向かう道中や週末を利用して、研修員にさまざまな観光地を見てもらうように、KITAコースリーダーは研修スケジュールを組むように心掛けています。

京都神社仏閣巡り
初めての日本訪問という研修員が殆どで、日本のいろんな場所を訪れてみたいという研修員が多いようです。ただ、数ある研修コースの中には、北九州市内と福岡市内のみで研修が完結してしまうコースもあり、研修員としてはややご不満のようで、中には週末に自費で京都や大阪まで観光旅行する研修員もいるようです。
日本の文化、歴史に触れるという観点からは、お城(主に姫路城、大阪城、熊本城など)、京都神社仏閣(主に金閣寺、龍安寺、伏見稲荷大社など)、平和公園(広島平和記念公園、長崎平和公園)などを訪問します。また、日本の自然に触れるという観点からは、富士山、阿蘇山、桜島などの火山の近くを遊覧したり、(残念ながら、登山や散策などの時間的な余裕はありませんが、、、)別府の地獄巡りで足湯を堪能してもらうこともあります。日本的な庭園で有名な熊本水前寺公園を散策してもらうこともあります。

平和公園訪問
研修員の中には、東京や大阪などの大都会で週末を堪能したい研修員もいるようですが、一方で大都会ではあまりの人の多さに圧倒されるため、人の少ない地方での滞在を好む研修員もいます。ただ共通して言えることは、日本ではごく当たり前のことが開発途上国の研修員にとっては驚きの連続のようです。例えば、「研修での講義には時間前に必ず集合する」、「列車が来る前に列をつくって待っている」、「列車が時間通りに来る」、「街中にゴミが落ちていない」、「トイレが綺麗、ウォシュレットが気持ちいい」、「街中での自動販売機の多さ、コンビニの多さ」等々 また、「日本食の美味しさ・豊富さ」、「日本人の親切さ・礼儀正しさ・献身」、「治安の良さ」を口にする研修員が多いようです。

自然との触れ合い
話は変わりますが、1月〜2月に研修を実施するコースも複数ありましたが、この冬は2回の大寒波の影響で九州でも積雪がみられました。これまでの人生で雪を見たことがないという研修員も多く、「交通機関への雪の影響を心配する日本の関係者」に対して「雪を楽しんでいる(期待している)研修員(スマホで降雪を動画撮影)」という笑える場面もありました。
研修員の皆さんは、日本で得た専門知識や経験に加えて、さまざまな思い出を自国に持ち帰りますが、今後の自国での活躍や日本との協力関係拡大に役立てて欲しいものです。