研修員スピーチ

2023年度 IoT‚ AIを活用した第四次産業革命のビジネス革新 new!
〜Jairさんの謝辞〜

2024.03.01 閉講式

研修員:Mr. CABRERA PADILLA Jair Eridan(メキシコから参加)

2024年1月28日から3月2日までの約1ヶ月間、9カ国(アルメニア、エジプト、エチオピア、ラオス、モーリシャス、メキシコ、モンゴル、ウガンダ、ベトナム)から9名の研修員が北九州市のJICA九州に集まり、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する技術研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるJairさん


閉講式終了後、関係者一同で記念撮影
こんにちは
 2024年の「第4次産業革命のビジネス革新」コースのグループ代表として若輩者ではありますが、国際協力機構(JICA)に心から感謝申し上げます。JICA九州の吉成所長、北九州国際技術協力協会(KITA)の北村研修部長、千載一遇の機会と経験の提供ありがとうございました。

 1ヶ月以上に渡り、政府、民間、学界の専門家の指導のもと、いくつかの経済活動におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するための日本の政策とベストプラクティスを学んできました。DXの成功の鍵は、産官学による三重螺旋の協力と調整、そして人々の仕事と生活を楽にする手段としてテクノロジーを利用するというビジョンを持つことにかかっていることに気付きました。その結果、生産性と収益性が向上します。この数週間で明らかになったのは、日本がこの点において非常に成功を収めているということです。


日産自動車での集合写真
 また、私たちは日本の文化、食べ物、伝統を楽しむ機会にも恵まれました。また、人々の優しさや勤勉な文化に驚かされました。北九州を1ヶ月ほど故郷と呼び、九州を思いきり探索しました。カタカナで自分の名前を書くことも覚えました。
 全ての講義は洞察力に富み、現場視察は啓発的であり、文化活動は楽しく、アクション・プランはとても目的意識が高いものでした。


いちご農園での集合写真
 アルメニア、エジプト、エチオピア、ラオス、モーリシャス、メキシコ、モンゴル、ウガンダ、ベトナムからの研修員全員は、皆様の信頼とご支援に心から感謝申し上げます。特に、中野さん、中島さん、仲村さんは、私たち全員を丁寧にサポートし、DXアワードを受賞した地元の中小企業、イノベーション・センター、いちご農園、更には日産自動車最大の自動化工場まで案内してくれました。車両は北米太平洋岸のメキシコに直接出荷され、実際にメキシコのアグアスカリエンテス 州(スペイン語で文字通り「お湯」を意味する)に組立工場があり、Kicks、Versa、Sentraという車種を生産しています。JICA九州の全ての講師と全ての方々に感謝します。

 私たちは日本の良さを自国に持ち帰ります。メキシコシティに住む私は、私の家族、友人、上司、そしておそらく間もなくメキシコ初の女性大統領に選出されるであろうクラウディア・シェインバウムに知識を持ち帰るだけでなく、急速に発展する経済圏の多様な若い国際社会からの真の友情と優しさも持ち帰ります。

 皆さん、ありがとうございました。