研修員スピーチ

2024年度 (日系社会研修)和食ビジネス振興 new!
〜Emiliさんの謝辞〜

2024.12.04 閉講式

研修員:Ms. NODA Emili (ブラジルから参加)

3ヶ国(ブラジル、メキシコ、コロンビア)から7名の研修員が、2024年11月10日から12月5日までの約1ヶ月間、北九州市のJICA九州に集まり、日系の方々を対象にした和食に関する研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるEmiliさん


閉講式修了後、関係者一同で記念撮影
皆さんこんにちは

 和食研修チームを代表して、この場でご挨拶ができることをとても光栄に思っています。私たちはブラジル・メキシコ・コロンビアから来ました。異なった歴史や文化的背景をもつ7人ですが、私たちには、ある共通項があります。それは食べ物を愛していることです。この食べ物とは、単なる栄養を意味するのではなく、私たちの文化や私たち自身、それに人と人とのつながりを表現する食べ物です。


和食研修中の集合写真
 このような研修コースの実現のために、想像もつかないたくさんの努力や困難の克服があったことと思います。このような異文化交流の意義を信じて、研修コースの実現に尽力してくださったJICAの方々に深く感謝いたします。

 ここで和食を学ぶことを通して、日本食とは、単なる技術や味に留まらない深い意味をもつことを学びました。和食には、自然への敬意やバランス感覚や調和が反映されています。このような価値を学ぶことによって、私たち一人ひとりが成長しただけでなく、チームの全員が一致団結しました。そして、食べ物には、人や異なった文化や歴史を結び付ける役割があると知ることができました。


自然薯掘りの体験
 私たちの先生である山下さん、通訳の曽田さん、そして盆子原さんに心よりお礼の言葉を申し上げます。それからこのコースを実現してくださったJICAの皆様にも感謝を伝えたいです。

 共に食べることは、私たち自身を少しだけ分かち合うことでもあると学びました。このような調和の精神を私たちの街に持ち帰り、学んだことを少しでも人々に伝えたいと思います。

 本当にありがとうございました。