特設コーナー 近況報告

北村隆様:3つの目標(旅、友との再会、健康維持) new!
元研修部長(KITA在籍: 2017年〜2025年)

2026.03.31

北村隆


涸沢でのスナップ
 昨年(2025年)6月にKITA研修部長を退任して約1年が経ちました。KITAでは、コースリーダーを4年、研修部長を4年務めました。ささやかではありますが、「国際研修事業という形で社会参加、社会貢献をしているという生きがい」から離れることの見返りに「有り余る自由な時間を得る」という変化でもありました。

 自由な時間をどのように使うか。第一に、行きたいところに行き好きなだけの時間を過ごす、第二に、人生の様々な断面で時間を過ごした人たちと会う、第三に、それらのことができるだけ長く持続できるように健康に努める、ということに集約されます。会いたい人たちとは、学生時代の友であり、かつての職場の仲間であり、また姉妹や甥、姪そしてもちろん子供や孫たちです。昨今、大事な友人を亡くすことが重なり、会える時に会っておきたいという思いが募るようになりました。また、健康に努めることに関しては、福岡県シニアテニス連盟に加入して、年3回の年寄の親睦テニスに出て、勝率5割超とすることを目標に、大谷のテニスコートで多くの時間を過ごしています。


涸沢での夜明け
 ここでは、近況報告として、最初に挙げた「行きたいところに行く」ということで計画し、実行したものの中から2つの旅をご紹介します。
 先ず、昨年の夏の終わりに登った涸沢です。涸沢は北穂、奥穂、前穂の穂高連峰に囲まれたカールです。上高地から6時間余りで、2‚500mの標高にあります。7月まで雪渓でスキーをすることができます。19歳の時に重たい荷物を担ぎ、厳しいスキー合宿で訪れました。75歳を超えて登ってみたい。家内にも、その素晴らしさを見せてやりたいとの一念で皿倉や九重で脚を鍛えて臨みました。登坂の最後の2時間になって雨が降りだし、ずぶ濡れになりやっとのことで涸沢小屋に到達しました。涸沢小屋の粗末な夕食が何と美味しかったことでしょうか。雨のあがった深夜の涸沢カールの夜空は、数えきれないほどの星が輝いていました。また、朝日に照らされる奥穂高岳の勇壮な姿は、チャレンジへのご褒美でした。


マレーシア キャメロンハイランド タナラタ
 もうひとつの旅は、今年の2月のマレーシア訪問です。かつて3年間過ごしたマレーシアで半月間のロングステイです。その間、KITAの技術協力の舞台でもあったキャメロンハイランドで過ごすことも大きな目的のひとつでした。標高1‚500mほどの高原で、平均気温が年中20℃前後のリゾート地です。2月の日本の寒さと花粉から逃避するには格好の場所です。パブリックのゴルフ場があり、いつ行ってもプレーできます。滞在中は他にすることもなく、また安いので毎日ゴルフをして過ごしました。ここは、リタイアした日本人が、物価が安く過ごし易いという理由で、夏場や冬場の暮らしにくい時期の日本を脱出して高原ライフを送っています。キャメロン会という日本人の会があり、小さなコミュニティをつくっています。ばったり会ったキャメロン会の会長さんから入会を勧められましたが、実現するかは不明です。


マレーシア キャメロンハイランド ゴルフ場
 マレーシアは、公共交通機関の驚異的な拡大、高速道路網の整備、都市計画に基づく街づくりなど急速なピッチで発展を続けています。GRAB(東南アジア最大手の配車・生活総合サービスアプリ)の利便性のお陰で、海外からの観光客も自由に行きたいところに行くことができ、過ごしやすい国になっています。しかし一方で、年金さえあれば素晴らしいリタイア生活が送れるという話は、インフレによる物価上昇と円安で、もはや神話になったような気がします。

 以上、KITAでの仕事を終えた後の1年間を近況報告しましたが、体力との勝負が続きます。次の1年はどこに行ってみようかな。ベトナムの未だ訪れていない都市、釧路、志賀高原、熊野古道・・・。思いは果てしなく続きます。



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