技術協力

北九州市企業のベトナムとのビジネス交流はますます盛んです!
「北九州市・ベトナム北部地域経済交流事業を支援」

2016.7

技術協力部 部長専門員 宮田 利勝

新しい鋳造法での部品調達について活発な商談が行われた

 KITAが北九州市企業とベトナム企業とのビジネス交流の支援を始めて、はや7年となりました。2009年4月、北九州市とベトナム・ハイフォン市との「友好・協力協定」の締結を契機に、「JICA草の根技術協力事業」や「JETRO地域間交流支援(RIT)事業」のスキームを活用した両国間のビジネス交流がスタートしました。その後これらのビジネス交流は
急速な広がりと深まりを見せております。

 本年3月にはKITAでは北九州市からの要請を受けて、ベトナム北部地域(ハノイ・ハイフォン)での金属加工(鋳造・鍛造・機械加工品の調達)分野やベビー用食品(商流)分野でのビジネス交流の支援を行いました。


 今回はベトナム商工会議所等の3団体訪問や現地企業10社の訪問と工場視察などを通して商談相手企業とのマッチングをサポートし、参加北九州企業それぞれにパートナー企業を発掘いただきました。今後の本格的なビジネス取引が期待されます。


ハノイ市内の高層ビル群TIMES CITY(事務所、住宅、学校などが入居)
 今、ベトナムは大きく変化しています。昨年12月にはアセアン経済統合が実現し、メコン諸国の一大拠点国として注目が集まる一方、国内では地下鉄や高速道路の建設、大型都市開発など日々風景が変化し、国民の生活様式も変わりつつあります。

 これまでの生産拠点から商品やサービスの消費地としての視点が重要になってきたようにも思われます。

KITAではより多くの企業様、より広い分野での海外事業展開を応援して参ります。