技術協力

カンボジア環境ビジネススタディツアー北九州研修を支援

2018年8月

技術協力部 部長専門員 宮田利勝

北九州市長表敬訪問(2018年7月2日)

技術協力部は、カンボジア日本人材開発センター(CJCC、本部:プノンペン)が行った環境ビジネススタディツアーでの北九州研修(7月2〜3日)を、リロ・パナソニックエクセル社(RPE)、(公財)太平洋人材交流センター(PREX)とともにサポートしました。

本研修は、日本企業との交流を通じてカンボジアでのビジネスや産業における環境についての新しい知識や経験を得ることを目的とするもので、カンボジア企業およびCJCCから13名の参加がありました。

1日目は、カンボジアの首都プノンペンは北九州市と姉妹都市であることから市長表敬訪問を、そして下水処理施設の日明浄化センター、エコ・リサイクル拠点の北九州エコタウンセンターとリサイクル企業(自動車、蛍光管、食品廃棄物)、風力発電施設などを視察し、熱心な質疑応答が交わされました。


北九州エコタウンセンター訪問(2018年7月2日)
2日目には、企業交流の場として「ネットワーキングin北九州」を開催。

北九州側からは台風接近による暴風雨にも関わらず、環境関連企業やカンボジアに関心の高い企業など11社、そしてJETRO北九州、北九州市、北九州市立大学など4機関から合計27名の参加がありました。

交流会では、CJCCのリエン所長からカンボジアの現況や投資環境などについての報告、カンボジア企業からは自社紹介と日本求めたい技術などの発表があり、活発な質疑応答がありました。

そして排水処理技術やリサイクル技術、建設機械販売や食品輸出入などの分野で熱の入った企業交流が時間いっぱい行われました。


排水処理技術についての交流(2018年7月3日、KIPROホールにて)
北九州側の参加者からは、これまでなかなか入手できなかったカンボジアの経済情勢やカンボジア企業の動向・日本への要請などが直接聞けて大変役に立ったとの意見が多く聞かれました。

その後、本ツアー一行は関西での研修に向かい、7月7日に帰国しました。