技術協力

環境省「日中韓三カ国合同環境研修」
「地域における環境管理」をテーマに北九州市で研修が行われました

2020年1月

響灘ビオトープにて

日中韓環境大臣会合で合意された「環境共同体意識の向上」を実現するため、平成13年度から各国持ち回りで三カ国の環境行政を担う行政官が集まり、合同で環境研修を行っています。

今回が第19回目となりますが、3年前に引き続き北九州市にて9月15日〜21日の日程で実施されました。

中国から研修生5名、日本から研修生8名が参加し、韓国からはフォーカルポイント1名とオブザーバ1名が参加しました。

今回のテーマは、「地域における環境管理」であり北九州市の公害対策の歩み(特に大気、水)、ごみの分別回収、リサイクルなどへの取組み、自然との共生などを中心に座学と現場見学を組み合わせたカリキュラムで研修しました。

北九州市や福岡県の行政にも講師の派遣などで、多大なるご協力をいただきました。


閉講式での集合写真
北九州市環境ミュージアム、エコタウンセンター、日明の焼却工場、かんびん資源化センター、浄化センターなどの施設を見学するとともに平尾台・千仏鍾乳洞ツアー、響灘ビオトープ視察なども織り込んで、北九州市の多様かつ充実した取り組みを実感いただくことが出来ました。

また、研修生同志のグループ討議では、「地域の環境管理」について何をすべきか英語で活発な意見を出し合いました。

今回、研修会場(宿舎)が紫川沿いで、北九州市役所、勝山公園が望めたことや晴天に恵まれたこともあり、研修生には好印象を与えたようです。

閉講式の後で小倉城、庭園、呈茶など日本文化の一端を体験いただきました。来年は、韓国・大田広域市で開催予定となっています。