技術協力

先進都市のごみ対策を学ぶ訪日研修
JICA草の根プロジェクト「プノンペン都廃棄物管理改善事業」

2020年1月

技術協力部 部長専門員 石川 精一

散らかったごみの清掃

プノンペン都で、廃棄物管理に関するJICA草の根技術協力事業が2019年1月からスタートしました。

急速な都市化により、プノンペン都では、ごみの処理や管理能力のレベルアップが喫緊の課題となっています。

プラスチック容器等のごみで溢れているトラベック水路周辺でも官民が立ち上がり、ごみ対策を協議し始めています。

そこで、ごみ対策の先進都市である北九州市を参考にするため、2019年8月25日から31日まで、HUOT HAY副知事をはじめプノンペン都の代表者10名を迎え研修を行いました。                            


梅本副市長へ表敬訪問
梅本副市長や関係局長へ表敬後、「公害克服の歴史」や「ごみの分別」、「循環型社会形成の取組み」、「不法投棄防止対策」、「マナーアップ活動」の講義を受けた後、現場でのごみの分別収集や清掃、かんびん資源化センター、 焼却工場、埋立て処分場までの一貫した処理フローを確認しました。

また、若松区のエコタウンセンターや楽しい梶A西日本ペットボトルリサイクル鰍フ訪問や官民が協働でごみ対策を行っている北九州市NPOの「金山川美化の取組み」や柳川市の「掘割の再生」、大木町の「生ごみのメタン発酵による発電及び液肥の製造」等の視察を行いました。

その間、研修員間で討議を行い、意見をまとめていきました。研修員から「今回の研修は非常に有意義であった。」との意見が多く寄せられました。是非、今後のアクションプランに役立てて欲しいものです。