コンクリート廃材からの再生骨材製造システムの海外事業展開支援(その2)
2021年7月
技術協力部長 麻原伴治、部長専門員 江本寛
第1回公開セミナー開催(2020年1月)
タイ国におけるJICA中小企業海外展開支援/案件化調査として、2019年11月〜2020年1月に第2回、第3回の現地渡航・調査を行いました。
主な実施内容として;
➀提案企業・星尊挙a提供の試験装置によるコン廃よりの再生骨材製造、A再生骨材を利用したコンクリート特性評価の依頼先大学との内容確認、Bセミナー開催や普及・実証事業時のキーとなるカウンターパートの確認及び実証設備建設に関する情報収集、等の推進を支援しました。
これまでに得られた主な知見は;
➀タイのコン廃より製造した再生骨材は、JIS規格を十分満足するレベルであり、
A再生骨材を使ったコンクリート性能(材齢強度や耐久性能)は天然骨材使用のコンクリート性能と大差はない事です。
更に、B2020年2月にタイ国における再生骨材のTIS規格が制定され、再生骨材の利用拡大可能な条件が整備されてきました。
1)これまでの現地調査や収集情報から、案件化調査において最低限必要な情報把握ができたと判断され、Webでの公開セミナー開催にて案件化調査を終了する。
2)これまでの調査内容を踏まえ普及・実証事業の公募、申請に向け準備作業に着手する。
この方針に基づき、2021年5月11日にWebセミナー(第2回公開セミナー)を開催し約100名のタイ国参加者には好評を頂きました。