技術協力

北九州市とベトナム・ハイフォン市との姉妹都市締結10周年記念事業 new!
ベトナム・ビジネス訪問団派遣、商談会開催

2025.03.25

技術協力部 麻原伴治、江本寛、川岡浩二

商談会会場全景(オープニングセレモニー)


ハイフォン市科学技術局及びISCへの表敬訪問
 2024年10月1日〜5日に姉妹都市締結10周年記念事業の一環として、北九州市主催、(公社)北九州貿易協会共催によりビジネス訪問団がハイフォン市に派遣されて商談会(10月2日)が開催されました。商談会の狙いは、➀これまで進めてきた経済交流をより深化させ、ベトナムでの事業展開を図る北九州企業がビジネスパートナーとなり得るベトナム企業との商談を実施するとともに、ベトナム支援機関との連携強化を目指す。A北九州市とKITAがISC(ハイフォン市科学技術局が所管する科学技術開発・革新センター)やハイフォン市行政機関との経済交流事業支援における相互連携やネットワークの構築を図ること、です。

 訪問団は北九州貿易協会の小野会長((株)ドーワテクノス社長)を団長とし、北九州市内企業5社((株)アステック入江、(株)マツシマメジャテック、(株)ドーワテクノス、(株)九州メディカル、ATHENA(株))が参加し、事務局として北九州市の国際ビジネス戦略課、北九州貿易協会、オブザーバーとしてJETRO北九州事務所、コーディネーターとしてKITAが参加し、計14名の訪問団となりました。


個別商談会全景
 商談会オープニングセレモニーはISCの尽力により、参加者118名と盛況なスタートとなりました。商談会については、事前に北九州市とKITAが北九州企業に対してベトナム側に求める細部に渡る要望事項を時間をかけてヒアリングしました。それらの要望事項をISCへ伝え、ISCとの数度に渡る調整の結果、北九州企業の要望に沿ったベトナム企業が紹介されました。また、商談会当日の個別商談会の時間を3時間30分と十分に時間確保したことで、実りある商談会が実現できたと思われます。

 ISCが推薦した個別商談会参加のベトナム企業は、北九州企業5社に対して、当日の飛び入り参加を含めて計24社となり、北九州企業1社あたりベトナム企業3社〜7社となりました。商談会の翌日には、大半の北九州企業が個別商談を行ったベトナム企業への現地訪問を行いました。

 商談会終了後には北九州貿易協会主催による交流会が開催され、ISC所長、ハイフォン市科学技術局の局長、副局長、ハイフォン市外務局の局長等にも参加いただき、北九州市側を含めて計25名が相互交流を深めました。

 商談会終了後のアンケートでは北九州企業5社全てが“継続して商談する”と回答いただきました。今後、数件は成約に結び付く可能性があると期待しています。