国際研修部トピックス

2017年度 「職業訓練の運営・管理と質的強化(C)」コース
生徒を大切に、教育訓練の基本

2017年10月1日〜2017年11月3日

コースリーダー 有竹岩男

OVTA中野先生からプレゼントを頂きました。 (障害者施設の子供たちが作った栞)

対象者は、スペイン語圏の国での「職業訓練機関の管理者、指導者」。

その方々に職業訓練の施設運営や管理と質の強化に必要な能力の向上や市場ニーズに基づいた訓練カリキュラムの設定、産業界と連携した職業訓練の実施を目的として行われています。

今年は、アンゴラ、ブラジル、エルサルバドル、メキシコ、モザンビーク、ニカラグア、パラグアイの7か国9名の皆さんと約1か月を過ごしました。

ラテンの明るい雰囲気に加え、アフリカの劣らず明るいメンバーでの研修は、行く先々の機関や講師の方々にも非常に歓迎され実のある研修に繋がったのではないでしょうか。

日本の職業訓練の歴史、培った仕組み、就業前の各学校や機関での教育と日本の最大の特長である「企業内教育」の実態を理解していただくことが主眼の計画です。


修了書を胸に、ニッコリ
日を重ねるごとにこちらの狙いを少しずつ理解していきますが、どうしても自国が背負っている制約や環境などでのジレンマが具体化してきます。

それでもどうやって改善していくのか、各講師のアドバイスやアクションプラン作成指導のなかで気づき、最も重要な帰国後の実行につなげる自信を持って帰ることができたのではないかと感じています。

もう一つ、「生徒を大切に育てること」これも理解が進みました。

小さな成功を期待して、「Antes que nada‚hazlo」とエールを送っています。