2018年度 「エネルギーの高効率利用と省エネの推進(A)」コース
“省エネ文化の共有に向けて”一歩ずつ着実に
2018年8月22日〜2018年9月21日
コースリーダー 川口 健二
スーパーマーケットの省エネ事例見学
彼らが深刻な地球温暖化の影響に直面していることは良く知られていますが、近年の経済成長に伴う高価な輸入化石燃料の消費量増加も、国家財政や国民生活への大きな負担になっているそうです。
その対策として、「再生可能エネルギーの導入拡大」とともに、本コースのテーマである「エネルギーの高効率利用」にも取り組んでいるそうですが、各国とも「法規や施策の不備」「非効率な家電製品」「関連知識や経験の不足」「活動の意義の国民への周知不足」等、多くの取り組むべき課題を抱えています。
特に「国民の意識向上施策」「エネルギー管理標準と診断」「ラベリング制度」等は、研修員の課題解決の大きなヒントになったことが、彼らのアクションプランから窺えました。
国民の意識や文化、財源や人材の不足等、アクションプランを推進する上でのハードルは低くないようですが、周囲の人々を巻き込みながら、「国全体で省エネ文化を共有」するために、一歩ずつ着実な取り組みを続けていくことを期待しています。