国際研修部トピックス

2019年度 「コンポスト事業運営」コース
帰国後もWEBソフトを利用して研修員の業務をフォロー

2019年8月21日〜2019年9月18日

コースリーダー 山下 俊郎

鳴水小学校正門付近にて(講師、関係者との集合写真)

途上国におけるごみ処理には共通の課題があります。

すなわち国民にごみの分別意識が浸透していないため最終処分場に家庭ごみをそのまま捨ててしまうことです。

それが臭気などの環境問題や処分場のひっ迫などの問題に繋がっています。

そこで、本研修ではごみ処理方法として生ごみによるコンポスト化に着目し、その製造と活用方法、一般市民への啓発方法など日本の経験を学んでもらい、帰国後、それを彼らの母国に普及啓発することで国民にごみ処理に関する意識の変革を促すことが大きな目的となります。

研修対象の中南米諸国から10名が訪日しましたが、殆どの研修員は明るくにぎやかな性格で笑いが途切れることがありませんでした。

彼らの滞在中、仕事が一段落したのを見計らい皿倉山登山と小倉の街歩きに誘いました。


長崎への研修旅行にて(昼食風景)   
まだ夏も盛りで歩きには全く向いていない季節でしたが、彼らは暑さにも負けず非常に元気で筆者にとって大変楽しい思い出となりました。

そういえば、研修員たちはwhat’s upというlineのようなソフトをスマホにダウンロードしコーディネーターを加えたグループを作り連絡などで活用していたので、筆者も仲間入りさせてもらいました。

会話は全てスペイン語であるため、残念ながらよくは分かりませんが、今でもリアルタイムで彼らと繋がっていますので、これを利用して、帰国研修員の今後の業務をフォローできる方法を考えているところです。