来日研修から遠隔研修へ舵取り
KITA 研修部
2020年11月〜2021年4月
各国の研修員とライブ研修
1. 2020年度の来日研修(課題別・青年研修)が中止
恐るべき猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、都市のロックダウン、空港の封鎖、オリンピック・パラリンピックの延期、飲⾷店や旅⾏の⾃粛など、世界中の人々が経済的にも⼼理的にも大変なショックを受けました。
KITAは本年度(2020年)も32コースの来日受け入れ研修(課題別研修・青年研修)を予定していましたが、空港閉鎖等で人の行き来が制限される中、来日研修が見合わせとなりました。この新型コロナはまだまだ完全終息が見通せずwithコロナとしての新生活様式へ移行せざるを得ない環境となっています。
2. 遠隔(リモート)研修を推進
新型コロナ禍中、これまでの来日研修の経験を踏まえ、研修員が自国に居ながら受講できる遠隔研修が決定しました。
とはいえ、従来型の対面講義(座学)や企業訪問(実技)が実施できません。
遠隔研修で従来型と同じような成果が得られるか予想もつきませんが、従来の研修や講義で豊富な経験を持つコースリーダーや講師の皆さんのお力添えを頂きながら、鋭意検討を重ね研修員の皆さんが納得できる遠隔(リモート)研修を目指しています。
3. 海外研修員とオンデマンドとオンラインで研修プログラムがスタート
訪日研修を取り巻く環境が一変する中、JICA九州とKITAは海外の遠隔地に分散している研修員が同時に受講できる下記方式を組み合わせ有効な遠隔研修を進めます。
1) オンデマン方式:講義内容を動画等で配信し、研修員が任意のタイミングで視聴。
2) ライブ方式:オンライン会議システムを活用しリアルタイムで行う双方向方式。
2020年度の遠隔研修は、2020年11月から開始し2021年の4月までに計22コースを計画しています。
2020年11月〜2021年1月間に9コースの遠隔研修が実施されました。