国際研修部トピックス

2022年度来日研修「ベトナム下水道経営研修」コース
ベトナム語による研修に苦労しました

2022年11月24日〜12月9日

コースリーダー 貴戸 東

閉講式での集合写真


研修訪問先での写真1
 表記の16日間の日程で、ベトナム国の中央政府や地方政府の下水道関係の職員8名を招聘して、JICA「ベトナム下水道経営研修(A)」コースの来日研修を実施しました。研修では、北九州市の下水道計画、下水処理場やポンプ場の維持管理、下水道経営のノウハウや市民への広報活動に関する講義、更に北九州市や近郊の都市の下水処理場の現場見学を行ないました。


研修訪問先での写真2
 このコースは、2019年に前任の永峰コースリーダーにより実施された後、日本国内で新型コロナの感染が拡大したため、約2年間中断されていたものです。コースで使用する言語としては、開始当初から研修員の母国語であるベトナム語で実施されています。研修員の立場から見ると、研修テキストも説明も母国語であることから、研修内容を十分に理解できるため、非常に良いことだと思います。しかし、ベトナム語での研修はコースリーダーの私にとって初めての経験であったため、テキストや研修評価表の作成に大変苦労しました。


研修訪問先での写真3
 また、アクションプラン作成のためのディスカッションにおいても、研修員が何をしたいと思っているのかを把握するのにも、通訳であるコーディネータを介する必要があるため、相当の時間が掛かることに加えて、研修員の意思が通訳者を介して正しく伝わっているかどうか確信が持てずに苦労しました。

 研修員はそれぞれが所属する組織からの代表者として派遣されているため、出来るだけ沢山の活動項目を実施したいと思う気持ちは分かるのですが、私としては研修員の裁量で本当に実施できる項目に絞ってアクションプランを作成してもらいたかったのですが、それがうまく伝わらなかったようです。これは、研修期間が短かったため、ディスカッションの時間が少なかったことも一因である思います。

 いずれにしても、ディスカッションを通して、研修員がアクションプランとして何をしたいかがおよそ理解できる英語での研修が、コースリーダーにとっては一番やりやすいということを痛感しました。