国際研修部トピックス

2022年度来日研修 IoT‚ AIを活用した第四次産業革命のビジネス革新
初の来日研修でCo-Creationを実感

2023年1月25日〜3月2日

コースリーダー 中島康紀

閉講式での集合写真


研修訪問先での写真1
 本コースは昨年度に新設された新しいコースです。昨年度はオンデマンド中心の遠隔研修でしたので、今回が初めての来日研修となりました。また、私にとっても3年ぶりの来日研修でした。
 研修員は、アゼルバイジャン、ブラジル、カメルーン、エチオピア、ジョージア、インドネシア、キルギス、モンゴル、パキスタン、フィリピン、ウガンダ、ウルグアイの12カ国から13名が参加しました。多くは、デジタルを使った起業や企業革新の施策および戦略等を担当している行政官の方々です。

 コロナ禍で宿泊を伴う研修旅行が制限されたこともあり、できるだけ北九州地区の企業や講師に研修をお願いしました。幸い北九州市はロボットモデル都市に指定されておりDXへの取り組みも盛んなところなので、良い企業や講師を見つけることができました。来日研修の良さのひとつは実際の現場を肌で触れることなので、コロナ禍にもかかわらず工場研修を快く引き受けてくださった企業の方々には深く感謝したいと思います。また、東京の講師は、一部遠隔ライブ研修で対応することにしましたが、過去の遠隔研修の経験が役に立ち、スムーズな運営ができました。


研修訪問先での写真2
 研修は5週間の日程でしたが、トラブルもなく全てスケジュール通りに進行できました。これは、研修員が真面目にかつ熱心に研修に取り組んでくれたことによるものだと思います。研修員の方たちは、質問も鋭くまたレポートも的を射たものが多く、非常にレベルの高さを感じました。従来の指導・教育の研修から共創のステップに移行してきていることを強く認識させられる研修でした。


研修訪問先での写真3
 アクションプランも、やはり施策・戦略的な課題達成型が多かったのですが、皆さん論理的なストーリー展開ができており、実現可能性は高いものがあると思います。海外では、日本のような規制が少ない分、デジタルによる変革スピードは速まることが期待されます。ただ、多くの講師が言っていたように、デジタルはあくまで手段・ツールであり、これが目的化してしまうとうまく進まないことになります。これだけは肝に銘じておいて欲しいものです。
 最後にこの文章を、デジタルの研修にちなんで Chat GPTで校正し、少し表現を変更してみました。読みやすい文章になっているでしょうか‥。