国際研修部トピックス

2024年度研修 品質・生産性向上(ベーシックカイゼン)(A) new!
〜講義(頭)・実習(体)そして評価のサイクルで研鑚〜

2024年10月8日〜10月16日(遠隔研修)2024年10月21日〜11月20日(来日研修)

コースリーダー 鳥飼久敏

MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)訪問


三菱ケミカル殿 九州事業所 研修センター訪問
 このコースでは、主に中南米及び中央アジアからの5ヶ国7名の研修員が参加しました。研修の目標は、「研修員が中小企業を支援するための品質・生産性向上手法(カイゼン)の実践方法と課題解決プランの策定方法を学ぶこと」です。

 事前の遠隔研修では、研修員が各自の課題を明確にして、その解決策を職場の仲間とブレーンストーミングを行ない、その結果を持って来日しました。その遠隔研修では、先輩研修員によるアクションプラン発表も行いましたので、研修員にはアクションプランのイメージが出来上がったようです。また、その機会に先輩研修員たちがアクションプランを実行段階へアップグレードしていることがフォローできました。


遅刻によりレッドカードを提示される研修員
 来日研修では、講義の冒頭に「お願いします」の挨拶から始まることで、講師の方からは好評でした。また、講義だけでなく、実習など現場で体験する時の研修員の活き活きとした顔には好感と共に共感するものがありました。

 「私たちはモノづくりチーム」として「納期は大切」をモットーにして、時間を守ることを決め事にしました。時間を守らない時のペナルティーは、最後の閉講式後のパーティーで「ダンスをする」か「歌を歌う」としましたが、最後は自ら進んでペナルティーを受け(?)、サンバや中央アジアの踊りを披露していて、最終的に「ONE TEAM」となったことを実感することができました。


マレリ九州殿 中津工場訪問
 グループ間のコミュニケーションツールとしてWhatsAppを利用していますが、アクションプランの進捗もアップロードしてくれています。研修員の皆さんは母国語ではない英語での講義にもかかわらず、「カイゼン」を習得して、アクションプランを作成しました。この研修を通じて、継続的な「カイゼン」の文化を職場に広め、企業全体の競争力向上に貢献してくれることを願っています。