国際研修部トピックス

2017年度 「コンポスト事業運営(B)」コース
フォローアップ調査を研修に生かす

2017年8月20日〜2017年9月21日

コースリーダー  城戸 浩三

剪定枝コンポスト(福岡市緑のリサイクルセンター)

この研修は中南米国対象で今回は5回目です。

私は、昨年12月このコースのフォローアップ調査で、コスタリカとエルサルバドルを訪問しました。

対象研修員は、5名で3回と4回に参加した人達です。

アクションプランの内容について環境教育を中心とする人は、学校でコンポストを中心とする資料を作成し、子供達に根付かせていました。

また、循環型社会を目指して給食の残飯からコンポストを作成し、小さな農園に使用していました。

他の人は、市役所食堂の残飯を利用しJOCV(青年海外協力ボランティア)と協同しながら高倉式コンポストを作成し、コンポストセンターの設立・運営に努力していました。


家庭・レストラン等からの生ごみコンポスト(伊万里はちがめプラン)
大規模コンポストでは、国が建設したコンポスト施設(60tX4基)があり高倉式コンポストを応用して、早期完熟と良質なコンポストを目指していました。

いずれも、中南米国のモデルとなる例です。

今回の研修では、この実績も参考にしながら、研修員と討論し指導を行いました。

今回の研修もそうですが、剪定枝や家畜し尿のコンポストのみを目標に参加する研修員がいます。このコースは、多岐にわたるコンポスト化技術を採用していて、不満に思う人が出てきます。

次回から、班別によるワークショップの導入も考えています。