国際研修部トピックス

2026年度研修 青年研修 脱炭素に向けた再生可能エネルギー利用 new!
〜若い力で再エネ推進〜

2026年7月15日〜7月30日

コースリーダー 宮内 正

次世代エネルギーパーク(洋上風力発電)にて


おおき循環センター(バイオマス発電)にて
 今回、東欧(モルドバ、モンテネグロ、セルビア)、中東(パレスチナ)及びアフリカ(コートジボアール、ガーナ、ソマリア、トーゴ、チュニジア、ジンバブエ)の10ヶ国の政府機関や電力会社から13名(男性:4名、女性9名、平均年齢29歳)の青年研修員が来日し、16日間の日程で研修を実施しました。

 短期間の研修でしたが、JICA九州センターにおいて北九州市、大学、KITAなどから各分野の専門家を招き、日本のエネルギー政策、各種再生可能エネルギーの概要(基礎技術、運用)に関する講義を行いました。更に、それらの代表的な実施事例としての施設の視察も併せて行いました。


豊前蓄電池変電所にて
 視察については、豊前蓄電池変電所、別府海地獄(地熱)、城原井路小水力発電所、おおき循環センター(バイオマス発電)、吉野ヶ里メガソーラー発電所に加え、環境ミュージアム、次世代エネルギーパーク(風力発電)を訪問し、それぞれ丁寧な説明を受けることで研修員はより理解を深めることが出来ました。海地獄では猛暑により「ダブル地獄」でしたが、研修員は足湯を初めて体験し、満面の笑みを浮かべていました。

 また、今回はJICA九州オフィサーのご協力により、最初の休日に研修員、コーディネー共々、JICAオフィサーのご自宅を訪問しました。太陽光発電、電気自動車(充放電設備含む)等の再エネ設備や日本家屋(文化)の特徴を紹介することができ、研修員にとって貴重な体験となりました。中には仏壇の線香の香りに魅了され、母親へのプレゼントとして買って帰る研修員もいました。そして、最初は皆さんおとなしかったのですが、この家庭訪問を機に緊張もほぐれ、研修員同士での会話が弾むようになりました。


環境ミュージアムにて
 研修の最後は、各自再生可能エネルギー導入拡大に向けた業務課題と今回の研修で得た知識等を踏まえ、今後の活動計画(アクションプラン)を整理して発表しました。時間的な制約から、個別指導の時間は殆ど確保出来ませんでしたが、全体的に優れた発表が多く、また各講師の方には適切な助言をしていただき今後の参考になったと思います。中には発表が終わった途端に感極まって泣き出す女性研修員もいました。彼女は前日から何か元気が無くて私も気にしていましたが、日本が好きになり過ぎて帰国したくないと思っていたようで、最後に自分の役目を終えると同時に胸が一杯になったものと思います。今回は彼女を含めて若い研修員が多く、本当に純粋で魅力的な方が多いのが印象的でした。また、自らの課題を明確に持って参加しており、知識や技術の習得意欲が非常に高かったことも特徴的でした。


別府海地獄にて
 閉講式後のお別れパーティーでは、研修期間中の撮影写真のスライドショーを見ながら大いに盛り上がる中、各々プレゼントの交換をするなど最後の最後まで交流を深めることが出来ました。関係者の皆様には本研修へのご協力に感謝すると共に、研修員の皆さんには貴重な日本での経験を活かし更なる活躍を期待しています。