国際研修部トピックス

2017年度 「中南米地域中小企業・地場産業活性化」コース
研修員のチームワークも良く、楽しい研修ができました

2017年6月6日〜2017年7月7日

コースリーダー  河崎 克彦

工場見学を終えて: 褐ヒ畑ターレット工作所訪問

本コースは中南米地域に於いて中小企業の活性化のために自国で中小企業を指導している行政官が中心の強化が目的です。

今年はアルゼンチン、コロンビア、エクアドル等9か国から13名の研修員が参加しました。

研修内容は国の中小企業支援施策、地方政府の施策、商工会議所の施策と中小企業が独自で行っている強化活動の実体を研修しました。

知識はあるのですが実際にどのように運用したら良いのか自信の持てないのが実体ようです。

企業研修で実際にそれがどのように使われ、運用されているかを調査のため中小企業を訪問しました。


多数の社内改善掲示物を前に講義: 褐ヒ畑ターレット工作所にて
特に5S活動を始めとした自主改善活動に基本を感じたようです。

全員真面目でチームワークも良く、楽しく研修することができました。 

一番力を入れたのは自国での中小企業の指導にあたって改善計画の立案が必要であり、その事例として各自のテーマの改善計画書(アクションプラン)の作成です。

何度も修正を重ね、思いつきでない論理的なQCストーリーに沿ったものが完成しました。

これが皆の一番の達成感のようでした。

この地域では、日本との労働習慣やカルチャーが異なるため、日本方式がそのまま適用できるとは思いませんが、あきらめずに各国流、各組織流にアレンジ・応用してもらって、是非、独自の中小企業支援活動を展開して欲しいと願っています。